ICLの治療を行うには、認定医資格が必要です。当院には2名のICL認定医が在籍しております。
経験豊富な医師、スタッフが万全の体制を整えております。
正確な検査と高い技術力によるチーム医療での手術となりますので、安心してお任せ下さい。
眼内コンタクトレンズ治療(ICL)とは?
眼内コンタクトレンズ治療は生体適合性の高いレンズを目の中に挿入して視力を矯正する治療法です。
インプランタブルコンタクトレンズを略してICL治療と呼ばれたり、フェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)治療と呼ばれることもあります。
レンズは黒目(虹彩)の後ろ側と水晶体の前面の間に固定しますので外から見てもわかりません。
LASIKなどの屈折矯正手術と異なり角膜を削ることがなくいため他の屈折矯正手術では適応外であった薄い角膜や強度の乱視にも対応可能で、かつ長期安定性に優れた矯正 効果とシャープで鮮やかな見え方が期待されます。
さらに、コントラストの低下、ドライアイ、ハロー・グレアなどの症状が出にくいとされています。
レンズは抜去することもできるので白内障手術などほかの手術が必要になった場合でもICLが影響することはありません。
適用
術式 | 21~45歳 |
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屈折 | -6.0D以上の近視 ※-3.0D~-6.0D未満の近視は慎重適用 |
費用
乱視なし | 乱視あり | |
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ICL-眼科コンタクトレンズ(片眼) | 300,000円 | 330,000円 |
※消費税が別途かかります。
手術の流れ
瞳孔を拡大させ、点眼麻酔をして、角膜の縁を約3ミリ切開します。
切開した部分からレンズを目の中に入れます。
レンズを虹彩と水晶体の間に固定します。
瞳孔を縮瞳させ手術は終了です。
院内でしばらくお休み頂いた後、目の状態を検査し、問題がなければ帰宅頂きます。
術後は医師の指示に従って点眼薬、内服薬をご利用ください。
術後の安静度
白内障手術と同様の安静度となります。詳しくはこちらをご覧ください。
Q&A
- 治療を受ける制限はありますか?
- 目の形や病気、全身疾患などによって治療の対象とならない場合があります。事前に詳しい検査を行い、目の形、状態、生活習慣などを総合的に検討して治療が可能かを専門の医師が診断を致します。また正確な検査のためにコンタクトレンズ(特にハードレンズ)は一定の期間装用を中止していただく必要があります。妊娠中、授乳中は視力が不安定になることがあり近視矯正手術はできません。
- 手術は痛いですか?
- 目薬タイプの点眼麻酔をしますので痛みはほとんどありません。
- 眼内コンタクトレンズを入れていることは他人に気が付かれますか?
- 虹彩の後ろに挿入するので、外からは見えません。
- 「ハロー」・「グレア」とはなんですか?
- 暗いところで明るいライトなどを見た時に光の周りににじんだ輪が見える現象をハロー(光輪症)といい、ギラギラと光ってとても眩しい症状をグレアといいます。症状の度合いや期間には個人差がありますが、治療後数ヶ月で自然と気にならなくなることが一般的です。
- 費用は公的医療保険の対象ですか?
- 公的医療保険の対象ではありません。ご自身で加入している民間保険の給付については、「有水晶体眼内レンズ挿入術」が対象かどうか、加入保険会社へお問い合わせ下さい。
- 老眼も治りますか?
- 40歳頃から加齢に伴う調節力の衰えにより「手元が見にくい」と言った老眼の症状が出始めます。老眼は遠近のピントを合わせる能力が衰える症状です。眼内コンタクトレンズ治療は近視や乱視など屈折の矯正を行いますが、老眼の治療ではありません。老眼により手元が見にくい場合は近用眼鏡(老眼鏡)等を適宜使用して下さい。